今日、真っ白な空間にいたよ。
いつの間にか、砂時計の穴を通り抜けていたの。
そこには何にもなくて、周りみんな真っ白け。
シーンとして・・・そう、雪が積もった朝みたい。
けど、寒くもないし、暑くもないの。
あれ、タイムスリップしたんだよね?
前みたいに砂時計が逆行してたし・・・
ただ、ここがどこで、いつなのか全然わからない。
時計もカレンダーもないし・・・
恐竜やアンモナイトみたいな目印でもあればねぇ・・・
もう、真っ白で何にもないから全然おもしろくないよ
2021年6月29日 Tiku
この真っ白な世界って、全くの別次元なのかも?
それに、時間の指標になるものも何もないし・・・
過去? 未来? 現代のまま?
砂時計の中? 自分のいる所には、何もない・・・
でも、横にTikuがいる・・・
ああ、上から緑色の小さな石粒みたいなものが
細い線を描きながら次々と落ちてきた。
これ砂時計の砂? 前はピンク色だったけど?
そして、落下が終わると同時に、僕たちはスーッと
下のほうに吸い込まれていった。
また前と同じトンネルを通り抜けていく。
あれれ、いつの間にか木の下に立っている。
葉桜の緑・・・元の場所と時間に戻ってきたんだ。
枝の間から、ひときわ明るいお星さんが夜空に
ひとつだけ白く輝いている。
2021年6月29日 Pua